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五木寛之さんの「旅のヒント」 [いろいろな本]

今回の本は五木寛之さんの「旅のヒント」です。

私個人としては、特に準備編に登場する鞄、靴、小物もろもろの辺りが好きです。
というより、基本的にこのような話題が好きなんですよ...

旅鞄については、基本的にハードよりソフトバッグ。理由は伸びたり縮めたり融通が利くことが理由。

メーカーは国産の会社で外国で作ったものということで、しっかりした(ブランドという意味も込めてだと思いますが)バッグは重厚でかえってお荷物になることがあり、3年くらいで壊れたら未練なく捨てるくらいのものがちょうどいいというお考え。

靴については年齢に合ったもの、旅行の趣旨にあったものということで、ある程度フォーマルな場を意識した内容で、バランス良いのはスウェードのもので、底は雨の多い日本ではやはりラバーのものがいいと書いておられます。

そして、靴についても鞄と同じく3年くらいで捨ててしまうという前提で、続けて履いて早く馴染ませ、靴は一生ものなどとあまり気負わず、壊れた時は、もし修理をするのであればすれば良いとしております。

また日本では靴を脱いだり、履いたりする機会が外国より多いということで、ゆったりしたものが良いとしております。

五木さんはあくまでも旅が目的で、鞄についても、靴についてもそれが目的ではないという観点からこのように書かれているのだと思います。人によって考え方はまちまちと思いますが、旅(といっても私の場合せいぜい旅行ですが)に使用する、鞄、靴について一つのヒントとさせていただきました。

その他小物類、服装についても写真つきで紹介されてますが、旅におけるフォーマルというイメージで統一されているようで、同じく今後の自分自身への参考になるかなぁと思っております(でもいいものが多く懐具合で厳しいかなぁ...)。

その他、旅の時計、旅で食べる、旅と本といろいろありますが、どれも沢山の旅を経験した五木さんならではの内容と思います。
そのまま真似をするには自分自身の旅にかけられる時間、お金の余裕の観点から難しいのですけれど...

準備編の後は、旅の実践として、旅の実際の内容について、五木さんならではの視点で紹介されておりますが、準備編の最後にポイントとして、旅で物を買う時は時間をかけてていねいに買うことを挙げておられます。

時と場所をわきまえず、あまりこの法則に拘ることは否だとは思いますが...
(朝の築地市場でこのようなお客ばかりですと、市場の方も困ってしまいますよね)

このポイントは、外国や日本でも値段が定まっていないようなもので、掘り出し物を見つけた時などに、相手との交渉を楽しむ、そして、相手との会話の時間を楽しむことを大切に、ということを意図されているのだと思います。

日本の普通のおみやげ屋さんではなく、様々なお店(その他)の人々とのふれあいが旅の醍醐味ということを意図していると受け取りましたし、物との出会いもその位時間をかけて満足いくものだけを求めるということかなと捉えております。

その他、準備編、実践編の他に、思索編として、旅とは...というテーマでも五木さんの考えがまとめられており、楽しく読ませていただき、且つ参考にさせていただきました。

中でもやはり旅の7つ道具...好きですねぇ。そのうち自分の旅の7つ道具が紹介できればと思っております。

いかんせん、私は個人的には旅のモノ関係は本当に弱い(=大好き)なものですから、こういう本はすぐに手にとってしまいます...おわり

本を紹介する場合、本をとっかかりとして、自分の感じたことを書けたらと思っているのですが、ちょっと内容の記述が多くなってしまったかなぁと...反省です。
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