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NHK美の壺「円空と木喰」 [いろいろな本]

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NHK美の壺...実は番組は1月1日0時頃から再放送されているものを見た程度で、本放送がいつなのか実は知らないのですが、この美の壺の本、本屋さんでよく見かけますね...

あっという間に読み終えてしまうとこができ、値段は950円と少し高いかなと買う際には思うのですが、何回もぱらぱらとめくってしまう魅力があるのですよね...特に写真が素敵なことも大きいかなと思います。

といいましても、実は持っているのはほんの少し、今回はつい衝動買いしてしまった「円空と木喰」です。

円空と木喰...仏様の話ですが、前提として私はごく普通?の日本人です。

ちなみに、つい最近まで円空については、どこかで追放された人という、どちらかといいますとネガティブなイメージ、昔使った彫刻刀の箱の写真が円空仏という程度のものでした。なお、木喰についてはこの本で初めて知りました...

円空と木喰、とにかく気に入った内容(ツボ)として、3のツボ、「ぼろぼろ、つるつるこそありがたい」。とにかくこのツボが素敵だと感じたのですよね...

その意味は、円空仏は、昔から地元の子どもの遊び相手であり、木でできていることから、川遊びで浮き輪として使われたり、川に投げ入れて、早くつかまえるような遊び相手となっていると知り、ジーンといいなぁと思ってしまいました。

また、円空仏で、表がつるつるになって、後ろが大きくくりぬかれたものは、子ども達が冬に雪遊び用の「そり」にして遊んだ為と。

木喰仏については、病気の家等方々に貸出しているうちになくなってしまったものがあり、それは仏様の顔を削って薬として飲む人がたくさんおり、削られ続けて顔がなくなってしまったなど、どれもその周りの人の中で温かくふれ合い親しまれてきたことが感じられ、本当に素敵だなぁと感じました。

今の自分の気持ちに通じるところがあり、それは今の自分の暮らしについて、(本当に良いもの悪いものはともかくとして)多くのものが簡単に手に入り、どれも長持ちする中で、一つずつのものを大切にしながら、使い尽くすまで愛好するということは、いいことなのだなぁと感じるところです。

ただし、あまり極端にこのあたりを周りに話し、ものを買う際にお金を出し渋りますと、ケチと言われてしまうところが、難しいのですが...バランスのとりかたが難しいですね...
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